佐久市志賀出身。7年前に電子機器の製造会社を定年退職。転勤の多かった生活も終わり、家や地元のことを考える時間ができるようになった。そんな中、祖父や母が勤しんできた土地を放置しないようにと始めた農業。モノづくりの現場にいたということもあり、野菜づくりにも徐々にのめり込んでいった。多品種栽培する野菜のなかには、信州の伝統野菜に認定されている「佐久古太きゅうり」がある。佐久古太きゅうり保存会を発足し、初代会長を務めている。地元でもあまり聞き慣れないこの野菜の栽培方法や、セカンドライフで始めた農業について取材をした。
投稿者: patapata
みやむら農園
宮村大祐さん : 神奈川県横浜市出身。ワーキングホリデーでニュージーランドに2年間滞在。帰国後、長野県南牧村と川上村で2年間農業研修をした後、静岡県浜松市の生活を経て、現在の拠点である長野県南相木村に移住。現在10年目。これまでは海に縁があったが、今は標高1300mにある山村の最奥部でいちご栽培をしている。
白いものガレットピザ風 / 焼きもろこしのポタージュ / ブルーベリーのマチュドニア
アグロノーム
宮野 雄介さん :
神奈川県藤沢市育ち。子どものころから、長野好きの両親に連れられて八ヶ岳に毎年来ていた。農業高校卒業後、二十歳で東御市にあるカフェレストラン&ワイナリーのヴィラデストに就職し、農園管理を始めた。独立後は西洋野菜をメインに栽培し、ワインぶどうやハーブなども作っている。近年、野菜の品種改良による栄養価低下の話を聞き、自身もアトピーに悩まされたという経験から、原種に近い野菜を育て、種を採取してその種で栽培することで、味も濃く、栄養価の高い野菜を作り続けている。 奥様の智亜紀さんは東京都足立区育ちの料理人。都会での生活リズムを変えるべく、軽井沢へ移住。地元の野菜や食材で料理する喜びを感じ、農園で採れた野菜の味を最大限に引き出した料理や商品を作っている。4人の子どもたちは農作業や土いじりを通してのびのびと育っている。
つながり自然農園
磯村 聡さん :
埼玉県川越市育ち。子どものころから母親の実家である佐久市内山にたびたび訪れる。ネイチャーガイドとして働いていたが、東日本大震災のあと、生活や生き方を考えるようになり、佐久市へ引っ越してきた。農業経験がなく、ゼロからのスタートで5年が経った。自然環境を大事にしたいという思いもあり、自然に優しい環境循環型の農法でやっている。また、自然や田舎を体験してもらえるような農業を提案している。奥様の二葉さんはイラストレーターの傍ら農作業のお手伝いもしている。
モロッコインゲンの種を採る(11月)
エゴマの実を採る(11月)
ウドとごぼうのクミン入り塩きんぴら / 春菊のジェノベーゼ風 / カラフル切り干し大根と菜花のサラダ
大根とサーモンのミルフィーユ仕立て / バターナッツカボチャのカナッペ / アサリと白菜のペンネチーズグラタン / カボチャのバニラ煮ジェラート添え / そば団子
今回の先生 : アルソリーソ 竹内晃シェフ
2014 年グランドオープン昼も夜も、子ども連れで食事を楽しめるアットホームな雰囲気のお店。パーティーや宴会利用も受付けている。ピッツァやパスタ、薪窯焼き料理など季節感あるメニューが堪能できる。
住所:佐久市佐久平駅南7-5 2001 ビル2F
TEL:0267-88-7570
ランチ : 11:30~14:00(l.o)
ディナー : 18:00~21:30(l.o)
火曜定休
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#02 桑原祐紀 長野県南佐久郡小海町
旧友との再会が 移住のきっかけに
「地域おこし協力隊に興味を持ったのは、学生時代の友人からの誘いがあったからです。同窓会で久々に当時の仲間たちと再会したんですが、そうなるとやっぱり『みんな今、仕事は何してるの?』って話になりますよね。そこにたまたま、地域おこし協力隊として活動している友人がいて、小海町で林業に携わっているという話を聞きました。当然ですが『えっ、なにそれ?』と思いましたよね。後日その友人から、小海町で協力隊の追加募集があると連絡があり、背中を押された感じでした」 “#02 桑原祐紀 長野県南佐久郡小海町” の続きを読む