八菜農園

塩川浩志さん(東京都出身)
 大手新聞社の記者だった塩川さんは、社会部で刑事事件などを18年間取材してきて、やりがいもあった。一方で、昼夜問わず働く仕事のスタイルは、子育てや家庭の時間が取りづらかったため、思いきって転職と移住をすることに決めた。就農のため2010年の春に長野県に移住、1年間の研修を経て2011年に独立した。八菜農園の畑や作業場がある場所は、佐久市の中枢機能が集まっているエリアから車で5分ほどで、牧場や種の試験場が目の前に、名所にもなっている菜の花畑がすぐ横にあり、眺めの良いロケーションが魅力的である。

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りんご家SUKEGAWA

鮏川和明さん・理恵さん(東京都出身)
 鮏川夫妻は東京で生まれ育ち、音楽関係とスタイリストという農業とは畑違いの仕事に就き、全国を回り歩く日々だった。理恵さんは幼いころから祖父母が営んでいた小諸市のリンゴ畑に、秋になると収穫の手伝いに来ていた。途中から和明さんも手伝うようになり、自然やリンゴと触れ合うことで気分転換になっていた。出産、育児を機に地方に住んで、自然環境の中での暮らしや子育てに魅力を感じるようになっていった。いろいろと考えた結果、実家の東京に近い小諸市に移住することに決めたのは気持ちのどこかに、いつも手伝っていたリンゴ畑の開放感と心地良さがあったからだ。

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ル・ポタジェ・デ・セル

中根 ニコラスさん(イギリス出身) 
スコットランド生まれフランス育ちのニコラスさん。イギリスの大学に通っていた1996年に1年間だけ交換留学で群馬県に住むことに。大学で日本の美術史を専攻していたこともあり、交換留学後も毎年のように来日しては寺社や博物館、美術館などを見て廻り、日本の美術や文化を勉強していた。
大学院を卒業後はフランスの酒販会社に入社。仕事の取材や撮影で酒の原料となる麦やブドウの生産者を訪ね、自然酵母を使用して自然派ワインを製造する現場などを見て栽培方法や品質の良さを感じてきた。その頃「自分で食べるものは自分で作っていきたい」という思いも芽生え、2013年にフランスでパーマカルチャーの資格を取得し、農業を始めた。
佐久市春日に移住して4反歩からスタートし、現在では自身の畑に留まらず、パーマカルチャーの概念と倫理のもと、自然環境の循環と維持のために周辺の土地を借り、永続的な農業の実践に取り組んでいる。

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Golden Green

有賀耕平さん(大阪府出身)季代さん(東京都出身)
佐久穂町の西側に位置し、蓼科山や八ヶ岳にも近い、緑豊かな自然環境に囲まれた場所にGolden Greenはある。就農のきっかけは耕平さんの「農業をやりたい」という唐突な発言から始まった。耕平さんは農業から一番遠い存在だと思っていた季代さんは受け流していたが日に日に増える脱サラ農業の本に「これは本気だな」と感じ移住と就農を決めた。前職でベンチャー企業のコンサルタント会社に勤めていた耕平さんは、自然と共存する小さな集落の中にある畑で働く農家としての顔と、町の中心地にある役場で政策アドバイザーとしての顔を持っている。従来の農家としての働き方に捉われないワークスタイルを実践している。

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あとくら農園

的埜 大介さん
東京都出身。宮崎県の大学を卒業後、小海町に移住し農業を始めて24年目。
山登りが好きで、農園の名前も家の裏にある阿登久良(あとくら)山から付けたという。就農した頃は有機農業がまだ珍しく、町に数件しかなかった。いろいろな失敗や経験を経て、今では「こうみゆうきちゃん倶楽 」という有機栽培の生産グループをつくるほどになる。さらに昨年から息子の渓(けい)さんも農業を始めた。

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たくみの

由井 拓実さん (佐久市長者原出身)  
慣行農家だった両親が1980年代に有機農家家へと転換し、この地域の有機農業の先駆けとして活動していた。そんな両親の背中を幼いころから見てきた拓実さん。1度は自分の夢のために農業から離れていたが、農場を引き継ぐ決心をし、農場の名前も「ゆい自然農園」から「たくみの」に変更して次世代へと継承させた。開放的で清々しい長者原の空のように、穏やかな拓実さんが作る野菜は、食べる人をにこやかにする。

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アグリキュルチュール軽井沢

   菊池永香さん (佐久市出身) 雪帽子を被った浅間山が綺麗に見える平地。冬の閑散期で茶色が目立つ田畑に囲まれた中にアグリ・キュルチュール軽井沢の圃場となるハウスが数棟建っている。ハウスの中は寒さの厳しい東信州の冬とは思えないくらい、鮮やかな野菜の緑が目に飛び込んでくる。アグリ・キュルチュール軽井沢では一年を通して、何種類ものミニ野菜を栽培している。冬の栽培が難しい地域で安定した栽培を行うための仕組みを、農場長の菊池さんに聞いてみた。

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りんごやSUDA

りんごやSUDA

須田 治男さん(佐久穂町 畑 出身)
リンゴ畑は標高900mほどの場所にあり、全国的なリンゴの生産地と比べても高い場所にある。この環境こそが、りんごやSUDAさんのリンゴやプルーンの個性を生みだす要因だ。
しかし、この場所を栽培に適する環境にするまでには先代からの苦労があった。現在の園主の須田治男さんは3代目。昔からの良さを引き継ぎながら、リンゴやプルーンのお酒造り、行政と手を組んで町一体となってのプルーンの普及&ブランド化への取り組みなど、新たな挑戦や未来へ向けた活動を行っている。

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ジャパンプキン

ジャパンプキン

代表取締役 大塚 悠さん(佐久市臼田出身)    
役員 宮澤 祐貴
さん(佐久市臼田出身)

地元の同級生によって設立された会社は今年で3年目になる。二人とも実家が農家ではあるが、家族経営ではなく会社経営の道を選んだ。そこには、はるか昔の先代の人たちが継いできた農地を維持したいという想いと、これからの農業を活気あるものにしていきたいという志がある。
3年目にして、かぼちゃの耕作面積は30haまで広がった。佐久広域でも、大きなコンテナいっぱいにかぼちゃを積んだ軽トラックを目にする機会が多いことだろう。この地域で次世代の農業を担う日本のかぼちゃ農家が、「ジャパンプキン」だ。

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織座農園

窪川 典子さん(三重県鈴鹿市出身)
1986年に有機農業を始めた夫が長野県南相木村に移住。週末や長期休暇に通い続けた4年後、東京での仕事(教員)に区切りをつけ合流。
1992年、八千穂村(現佐久穂町)に家を建て、織座農園を始めて今年で35年。標高1000〜1200mの高冷地で一年を通してさまざまな野菜を育てている。
農園主である窪川さんのもとにはさまざまな人が集まり、共にその時々の仕事をし、語り合い、収穫した旬の野菜でご飯を作って食べる「織座の生活」をしている。

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