ベジアーツ

株式会社べジアーツ

1965年に創業。当時は北佐久園芸出荷組合という社名で切り花を流通させていた。その後、時代と共に業態も変わり、直営農場中心に収穫した農産物を事業者などと直接に契約販売するようになった。2015年に株式会社べジアーツとなる。社名の由来は、自分たちが育てている人・土・野菜すべてが作品であるという思いを従業員に意識してもらうために、ベジタブル(野菜)+アート(芸術) を組み合わせたものだという。その思いのもとに集まった魅力ある若者たちが生き生きと働き、野菜を育てる姿に、この地域の農業の明るい未来を感じることができる。

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TAKEUCHI GREEN FARM

takeuchi

竹内 陽介さん
ブロッコリーや葉物の畑が一面に広がる中に竹内さんのメロンハウスがある。40年ほど前に始めたメロン作り。当初は町の特産物にしようと何人かの生産者が栽培をしていたが、メロンは管理が大変な割に収量が少ないなどの理由もあり、メロン作りから 離れていく人が増えていった。
そんな中、唯一作り続けたのが先代である竹内信一さんだった。4年前から孫の竹内陽介さんが手伝うようになり、2年前には陽介さんへと引き継がれ「TAKEUCHI GREEN FARM」となった。

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百笑農房

百笑農房san

岩瀬 司さん/愛知県出身
就農5年目 実家はイチジク農家であるが、自分は違う土地で、違う形の農業がしたいと考え、佐久市 に研修の後、就農した。
岩瀬 玉玲(ユーリン)さん/兵庫県出身
就農 5年目 佐久市のスキー場でインストラクターをしていた経験がある。その後、北海道に住んでい たが、司さんとの結婚を機に長野県へと再び移住してきた。

こで紹介するオレンジチェリーは、食用のほおずきで、チェリーのようなかわいらしい見た目と、甘みと酸味を持ち合わせた濃厚な味わいが特徴です。今年は3反の畑に1200本の苗を植え、およそ2トンを収穫する予定。百笑農房では、「野菜を通じて私たちにしかない笑顔・感動・驚き」を届けるをモットーとしている。

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がんも農場

黒田 祐樹さん
埼玉県出身。東京の大学を卒業後、京料理店での修行や有名クリエイターの下での仕事を経 て、自分で生産から販売まで一貫してできる仕事、結婚して家族と喜びを共有できる仕事がし たいという思いで、佐久市に移住し就農した。 佐久市浅科地区は良質な土壌と、歴史ある五郎 兵衛用水で栽培されたブランド米「五郎兵衛米」が有名で、この地域では有数の米どころである。 そんな環境の中、米農家の先輩方に教わりながらお米の品質を高めていくと共に、仕事の達成 感を家族と共有しながら、日々お米農家としての暮らしを楽しんでいる。

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simeco

小金澤 儀朗さん(長野県佐久市出身)
かつては桃の花が一面に咲いていた佐久市平尾地 区。生産者の高齢化による後継者不足、高速道路開通 に伴う開発などにより桃の木は減っていった。儀朗さ んの祖母しめこさんも桃の生産地を守ってきた一人で ある。儀朗さんはしめこさんの意志を受け継ぎ、屋号 を「simeco」とした。4年目を迎え、農業の楽 しさや自然の厳しさ、農業を通じて得た人との出会 い、子どもの誕生など濃密な経験を糧に桃づくりに 励んでいる。写真で見た桃源郷の復活を夢見ながら。

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長谷川治療院 農業部

佐久の市街地から北西に車で30分程のところにある300年以上の歴史をもつ春日温泉を、さらに奥に進んだところに “長谷川治療院” はある。そこで生活をし、働いているのは鍼灸・指圧師の長谷川隆広さんと、農業部で農業担当の妻の純恵さん夫妻である。隣近所に家はなく、シンボルとなる大きな2本の木の下には2匹の犬が。 ここで育った生き物はすべてストレスフリーなのではないかと感じてしまうような開放的な環境に囲まれて元気に走り回っている。

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もぐりん

酒出 佐登美さん(北海道札幌市出身)
2003年に埼玉県から軽井沢町へ移住。保育士の仕事をしながら、家庭菜園を楽しんでいた。  2008年に味噌作りを教えるボランティア団体『もぐりん』を発足。2011年に御代田町に1反の畑を借り、仲間と自然栽培を始める。  農作業を楽しむ酒出さんを見守っていたオーナーが「そんなに好きなら近くに住めばいい」と土地を譲ってくれたので畑の正面に家を建て、畑も拡大した。  2018年には保育士をやめて畑優先の生活に。酒出さんの育てた野菜は自宅前やマルシェなどで販売をしている。

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宮嶋林檎園

昭和2年に初代が小諸市森山の桑畑の中にリンゴを植えたのが始まり。その後、栽培面積の拡大、オリジナル品種の開発、ハードサイダーづくりに取り組むなど、リンゴへの情熱は深い。ベテラン農家の両親と、一見ストリートシーンで活躍していそうな息子2人の親子3代に渡り引き継がれている農園は、常に挑戦と楽しさに溢れている。

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でんぷく農場

田嶋克次さん(東京都北区出身)
特撮ヒーローが大好きで飛び込んだ映像制作の道。しかし、担当で制作していたのは農業番組だった。色んな生産者に会うようになって刺激され、有機農家の道へと進んで10年。ヒーローと同じくらい好きだった昆虫や生き物を身近に感じながらお米作りに励んでいる。

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工藤正博さん

佐久市志賀出身。7年前に電子機器の製造会社を定年退職。転勤の多かった生活も終わり、家や地元のことを考える時間ができるようになった。そんな中、祖父や母が勤しんできた土地を放置しないようにと始めた農業。モノづくりの現場にいたということもあり、野菜づくりにも徐々にのめり込んでいった。多品種栽培する野菜のなかには、信州の伝統野菜に認定されている「佐久古太きゅうり」がある。佐久古太きゅうり保存会を発足し、初代会長を務めている。地元でもあまり聞き慣れないこの野菜の栽培方法や、セカンドライフで始めた農業について取材をした。

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