“ベジガーデン畑楽*きんぺい” の続きを読む金澤金平さん(御代田町出身)
定年退職後に地元の御代田町に戻り、農業を本格的にやるようになった。 以前からネットで珍しい野菜を見つけては週末に地元に帰って栽培をしていた。最初は趣味の延長でやっていた畑仕事も、直売所の立ち上げに関わったり、昔とは変化してきた食文化の流れもあり、野菜の需要も多様化してきた ため、品種や生産量が徐々に増えていった。そして何よりも金澤さんが農業を続ける理由としては人との繋がりである。飲食店やホテルの料理人との出会い、直売所に買いに来るお客様とのやり取り。そのどれもが刺激的であり、会社員時代には味わえない経験ばかりであった。金澤さんのセカンド ライフは今も全盛期を更新しているのかもしれない。
投稿者: patapata
中島花き園芸
“中島花き園芸” の続きを読む中島 和輝さん(佐久穂町出身)
佐久穂町のシンボルでもある茂来山を背に、祖父の代から3代目となる花卉栽培農家。米農家だった祖父が田んぼを花栽培に切り替えた。そして、父親の代になると町全体で施設を使っての産地化が推し進められ、いつしか町の一大産業になっていった。さらに和輝さんが引き継ぐようになると、世の中の花に対する需要や価値観も少しずつ変わり、多様化してきた。高校卒業後、フラワーデザインを学び、花屋に勤めた和輝さんは、その経験を生かし、栽培だけではなく幅広いニーズへの対応と自分の感性を大切に花の魅力を伝える。新たな世代が繋げる花作りへの挑戦は続く。
2022年vol.16特集
信州の食材でスペイン風ジャム「ドゥルセ」
の〜ら畑日記
けんの農醸 Brewing Farmers & Company合同会社
“けんの農醸 Brewing Farmers & Company合同会社” の続きを読む鈴木 健之助さん(神奈川県横須賀市出身)
中学校から大学までの10年間は陸上競技に没頭する日々を送っていた。専門競技は400mハードル。競技人生を終え、就職活動を始めた時「自分は陸上以外に何ができるんだろう」と気づかされた鈴木さん。書店に行っては自己分析や人生の参考書となりそうな本を買って読んでいた。そこで出会った本に書かれていた言葉で、自分のことは忘れて人の為に尽くすという意味の「忘己利他(もうこりた)」の精神に感銘を受けた。そんな仕事をしたいという思いと、体を動かすことが好き、食べる物に興味がある、そして生きていくうえで必要な仕事という考えの結果、選んだのが農業だった。それから就農して醸造所を造り、酒造りをするまでにいろんなハードルを飛び越えてきた鈴木さんは根っからのハードラーだ。